たっかーずめもりある

とあるおっさんの備忘録

インドシナ旅行記 第2話

ミス・チェンマイ・キャバレーことリリコ=サンと愉快な仲間達に襲われて一夜、宿でやっていた灼眼のシャナというジャパニーズアニメを見ながらネットでポチポチと情報を調べていると、こんなことが書いてあった。


「日帰りでミャンマー行けるで」


こんなん行くしかないやろ。
という訳でチェンマイから5時間かけて北上。途中幾度となく警察の検問を食らう。何気に人生初検問なので何を聞かれるかワクワクしていたが、ジャパンパスポート見せれば一発パスで終了なので拍子抜け。

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↑物騒なものを提げて乗車してくるタイランドポリスマン

 

チェンライなるチェンマイの亜種的な紛らわしい名前の街を抜け、辿り着くは国境の街メーサイ。バスターミナル(という名の空き地)でトゥクトゥクに乗り換え国境を目指す。さすが国境の街、街中にいきなり国境ゲートがドーンと登場。

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↑突如出現するタイ側国境ゲート

 

イミグレで出国手続き。地元民用と外国人用にブースが分かれていたが、なぜか外国人用の方がスムーズに進む不思議。手続きを終えて国境ゲートをくぐり、鴨川よりも狭い幅の川を越えてミャンマー側に入国する。

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↑左側がミャンマー、右側がタイ。ここが国境とはとても思えない景色。

 

さてさて橋をとぼとぼと歩き、ミャンマー側に来るも入国管理があまりにガバガバ。入国カードを白紙で提出したのにスルーされるし、相方なんて入国スタンプすら貰わずに入りやがった。この国の未来が不安だ!

 

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ミャンマー側国境ゲート。基本的に職員は仕事をしていない。

 

入ってそうそうゴールデントライアングルの看板が登場。いやいや麻薬密造とか全然自慢できることじゃないんだよなぁ…

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↑ゴールデントライアングルの看板。かつてこの一帯は世界最大の麻薬密造地帯だったのだ。

 

ミャンマーだが、タイとは大きく異なっておりタイ人が東洋系の顔立ちをしているのに対し、ミャンマー人はどちらかというとインド系に似ている。街並みもタイと違って整備されておらず、テレビで見る途上国の街並みそのもの。入国ゲートに至っては天井が剥がれている。
タイとミャンマーという日本からみれば途上国として纏めてしまえる二国の間にも明白な発展の差があったの。

だがミャンマーの人々はみんな楽しそうだった。もちろんチップあげるともっと楽しそうだった現金な奴め。


案の定タクシーの運ちゃんに捕まり、1時間100Bでタチレクを廻ってもらうことに。タチレク筆頭のミャンマー東部はタイの経済圏に組み込まれてるのでタイバーツが使えるのだ。そのためタチレクの国境沿いの商店街はタイから安い品物を来た買い物客で大賑わい。どっからどう見ても怪しい物品も平然と置かれている。これ持って帰国したら税関で1発豚箱行きだろうな〜と思いつつ商店街を突破。

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↑タチレクの商店街。強烈な太陽光を遮るためか、パラソルが道を埋め尽くしている。

 

その後は首長族と呼ばれる人々の村に立ち寄ったが、住民は観光客が来た時のみ首輪をするようで、僕が行った時は他に観光客がいないためか、ほとんどの住民は首輪をしていなかった。もっとも人間博物館としての”作られた状態の”村にはあまり惹かれない性質なので、住民のありのままの姿が見れて個人的には非常に有意義だった。小さい男の子と意気投合して怪獣ごっこもできたし概ね満足。

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↑カヤン族の女性。この方の子供と怪獣ごっこで意気投合。

 

カヤン族の集落を経由していくつかミャンマーの寺院を見て回る。うーむ、なぜかLEDライトがてんこ盛り。いやいやいや、道頓堀かよと。せっかくの仏様のありがたみが9割減である。日本の東大寺の住職さんが見たら泣くだろう。

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↑LEDてんこ盛りのお寺。電気代高そう。

 

そしてここからがミャンマーにおいて最も重要なことなのであるが、

ミャンマーの女の子は

ドチャクソかわいい

中年以上になるとブクブクのオークというかドワーフというかモンスターが出現してくるのだが若い子は皆さん目がクリクリしてらして非常に愛らしい。素朴そうなところもプラス1000点だ。これがオリエンタルビューティーなのか。紳士の心を持つ僕でなければ大変なことになっていただろう。

僅か数時間ではあったが確かにミャンマーの地を踏みしめた僕は、往路同様にバスで5時間かけてチェンマイへと帰還。行きも感じたことだがタイの道はガタガタで揺れまくる(さすがにミャンマーとくらべたら天国レベル)。尻が割れて九尾の狐レベルになるぐらいには揺れていた。

 

チェンマイに着いてからはサタデーナイトマーケットとやらに突撃。ひたすら長い一本の露店市なので戻ってくるのに苦労する。昨夜のナイトバザールとは違いニューハーフもおらず(怒)ナイフとかメリケンサックを売ってるわけでもないのだが、こちらは物乞いが至る所におり、華やかさと貧しさが平然と組み合わさっているる点は日本ではあまり見かけない。

さてさてここからが倹約の本番。大阪生まれの血を活かして僕は値切りまくる…と、硬い決意を秘めていたのだが、値切る度にこの世の終わりのような顔をする店員のおばちゃんの仔犬のような瞳に撃沈した。OKよ、と妥協すると途端に満面の笑みになるおばちゃん。お互いスマイルでウィンウィンだね!

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↑ナイトマーケット。一本道なので帰りが辛い。

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↑マーケット内であったSUSHI。腹壊す確率は当社計算で200%となっております。

 

マーケットを終え宿に戻り財布を見るとどう見ても足りない。盗られた云々の問題ではなく普通に足りない。なんだかんだで昨日のニューハーフショーで成金のごとくオカマ達の偽乳目掛けてバーツ札をぶちまけていたのが響いた模様だ。

だが金欠がなんのその、なれば大抵なんとかなる!

ほなまた!

 

ちなみにタチレクのタクの運ちゃんには5分に1回ペースで置屋(=風俗)行くか?と誘われたが鋼鉄の理性を持った僕はUmm……Ahh……Ye……NO!!!ときっぱり断ったのだ。偉いぞ僕!