たっかーずめもりある

とあるおっさんの備忘録

インドシナ旅行記 第3話

はい、案の定一昨日チェンマイ空港で捕獲された運ちゃんに宿で出待ちをされ金を貢ぐことに。1日チャーターで一人頭約3000円、日本基準だと全てが安く見える不思議。もっともこれでも観光客価格(つまるとこぼったくり)なのだけれど。

「キリンさんが好きです。

でも象さんの方がもぉっと好きです。」
と、某引越し会社のCMで童女が宣言している通り、日本人は全体的に象さんが大好き。

というわけでチェンマイ=エレファントキャンプという場所へ。係員のおばちゃんは笑顔で言い放つ。

 

「ショーにライド(象乗るやつ)と(象乗って川渡るやつ)付けて1650Bよ。」


ためしに財布大先生にいける?と聞いてみる。

もちろんアホかの一点張りである。

残念無念ショーだけで、と言うと途端に憤怒の形相をするおばちゃん改め阿修羅仮面。だが無いものは無いので阿修羅仮面をやっつけて500Bのショーのみを選択。
ここにいる象さんだが非常に頭が良い。絵を描くしサッカーもできる、世界仰天ニュースとかでよくある選ばれしスーパーエレファントだ。すげえと思う反面、彼らも芸を覚えて、すなわち仕事して餌もらってるし、実質サラリーマンみたいなものと思えば途端に親近感が湧いて来る。にも関わらずヘタレの相方はなぜか象にビビっていた。得体の知れ無い動きをするから〜、らしい。エイリアンじゃあるまいし…。

なぁ象さん?とアイコンタクトで同意を図るも向こうはガン無視。矮小な人間は相手にしてる暇ないってことか……。

f:id:taccar1112:20180918193349j:image

↑象界のマイケルジョーダン

f:id:taccar1112:20180918235410j:image

↑象界のピカソ

f:id:taccar1112:20180919085117j:image

↑象界のメッシ

f:id:taccar1112:20180919003302j:image

↑象界のマリリンモンロー(セクシィ!)

この象のショーの客は半分以上が中国人だったがマナーが非常に悪いのが気になってしまう。立つなと言われても立つし、近づくなと言われても近づく。規則に関しては緩いタイ人の係員が呆れていた。中国人のマナーが悪いとはよく聞くが事実だったのだろうか。隣国の身としては悲しいなぁ。

 

エレファントキャンプを終え、続いてドイステープ寺院へ。標高1080mの山の頂に聳え立つこの黄金の寺院は1383年に建てられたとのこと。寺院内で鎮座されている数多の仏像は漏れなくピンピカゴールド。案の定これ全部売り払ったらナンボになるかを考えてしまう。寺院周辺には民族衣装を来た大勢の少女達が観光客の写真撮影に応じている。ドストライクの子を見つけた僕は喜び勇んで一緒に写真を撮ろうとしたが、いつの間にか消えてしまった。僕の煩悩が生み出した幻だったのか…?

f:id:taccar1112:20180919083705j:image

↑ドイステープ寺院の入口。ここから長い長い階段をひたすら頂に向け登っていく

 

f:id:taccar1112:20180919003401j:image

↑民族衣装に身を包む少女達。残念ながら僕の煩悩による幻影説が50%くらいある。


ちなみにここでも相方はヘタレっぷりを発揮した。寺院の本堂に上がろうとしないのである。その理由は驚きの”足が汚れるから”である。日本のお寺にあがったことないのかと。君の足は無菌室か何かかよと。そもそもお前足臭いやろと。

f:id:taccar1112:20180919003540j:image

↑ドイステープ寺院の柱。装飾がとても細かく見ていて飽きない。

f:id:taccar1112:20180919003622j:image

↑山の頂にあるドイステープからはどこでスコールが降ってるのかよく分かる。

f:id:taccar1112:20180919084002j:image

↑ゴールデンブッダ

一昨日の段階ならこの後首長族の村に行く予定だったが、タチレクの村と比しても完全に人間博物館となっているらしいので辞退。虎が観れるツアーも、ちょうど日本で我らが阪神タイガース赤い鯉のチームに敗北したため、テンション下がりそのまま辞退である

 

ドイステープから頭文字Dにでてくるような山道を下り、チェンマイ市街に戻るタクシーの中では凸凹道と運ちゃんのドラテクが繰り出すハーモニーによる超次元振動が全方向から僕を襲う。三半規管は瀕死状態。まぁ要するに酔ってしまう。一応客なのだがゲロリかけの僕をミラーで確認しても微笑むだけ。微笑みの国の人よ、なぜそこで加速をかける。タクシーの中でゲロリンパしなかったのは超人的耐久力を持つ僕の胃のおかげであろう。ありがとう、胃。

f:id:taccar1112:20180919122206j:image

↑下車後お世話になったトイレの標識。男性側の限界感がよく伝わる。

それにしてもタイ人の運転はおかしい。彼らにとっては信号?ハァ?何それ食えるのか?レベルなのか。ぶっちゃけ某千葉のビックサンダーマウンテンよりも普通に怖い。
チェンマイ市街に帰還。タイに来てパスタを食べるという冒涜プレイ(とても不味い)をした後サンデーナイトマーケットに向かう。

f:id:taccar1112:20180919084739j:image

↑イタリア人が号泣するレベルの味

ちなみに一昨日のはナイトバザール、昨日はサタデーナイトマーケットとそれぞれ別物である。こちらも相変わらず賑わっておりチェンマイ旧市街の中央通りが丸々長大な市場となっていた。毎晩どこかでこんな面白い市場やってるとは羨ましい限りである。しかもブランド品が安い(本物とは言っていない)。すれ違ったブロンド白人のお姉さんがとてもセクシィだったのもポイント高し。うひょー!

f:id:taccar1112:20180919003936j:image

↑こんな子ですら道端で踊って金を稼ぐ。資本主義社会の闇。


ぼちぼちマーケットを歩いていると突如スコールがマーケットを直撃。とんでもない大雨に周囲の人間が蜘蛛の子を散らしたように逃げて行く。だが文明の利器たる折りたたみ傘を持っていた僕は、白人や中国人がオーマイガーと叫ぶ中をドヤ顔で悠々と練り歩いたのだった。

明日は別の街に行くが、何処かはさてのお楽しみ。

ほなまた!